本記事はパッチ6.28に書いた記事で、現在は雪山冥洞 ラピス・マナリスで入手できるIL605のほうが強くなります。ですので本記事は参考程度にご覧ください。
こんにちは、さらちゃんです。
今回はパッチ6.28で絶竜詩戦争を挑むにあたって装備はシンクのほうが強いのかIL600のほうが強いのか疑問に思う方も多いと思います。
結論から言うとIL600のほうが強いです。
なぜIL600のほうが強いのかこれから詳しく検証、解説していきたいと思います。
今回は占星術師で比較しますが、他のジョブでも同じことが言えると思いますので参考にしてみてください。
今回比較した装備
今回比較した装備は絶竜詩戦争攻略中に使用していた私の装備と煉獄編で使用している装備になります。
IL600 | IL605シンク | |
---|---|---|
VIT | 2598 | 2688 |
MND | 2703 | 2758 |
クリティカル | 2283 | 2125 |
意思力 | 1866 | 1840 |
ダイレクトヒット | 796 | 400 |
スペルスピード | 728 | 787 |
信仰 | 479 | 390 |
魔法基本性能 | 120 | 120 |
物理防御力 | 1777 | 1794 |
魔法防御力 | 3107 | 3141 |
※パーティボーナス、食事込みのステータス
IL605シンクのほうがサブステータスが少なくなっている代わりにメインステータスが少し上がっています。

※IL605シンク装備はミスってPTボーナス4%の画像になっています。さらにアスフォデロース・オーラリー(辺獄編零式武器)に武略のアルテマテリジャ2個分を加算したサブステにしています。
計算方法と結果

今回はフォールマレフィクのダメージ量の違いやヒール、物理防御力や魔法防御力上昇に伴う比較を行います。
計算方法はhttps://docs.google.com/document/d/1OpfKYmf31FpES3IHOrl3H8phU4Np8FChH4B4lP1ZE08/edit#を参考にしています。
フォールマレフィクのダメージ比較
IL605シンクとIL600装備ではフォールマレフィク1発のダメージが期待値込みで175下がっています。なぜそうなったのか計算しています。
まず持っている武器のダメージを計算します。
f[Weapon Damage]=INT(390*115/1000+魔法基本性能)
※115は占星術師固有の定数です
次にメインステータスを計算します。
f[Attack]=INT(195*(MND-390)/390+100)
続いてクリティカルの計算です。
f[Critical Hit Damage]=INT((200*(クリティカル-400)/1900+1400)-1000)/10
クリティカルの発生率は…
%Critical=INT(200*(f[Critical Hit Damage]-400)/1900+50)/10
ダイレクトヒットは400なので1として計算
最後に意思力の計算です。
f[Determination]=INT(140*(意思力-390)/1900+1000)
ここにヒーラーの特性であるダメージ量1.3倍とクリティカルとダイレクトヒットの期待値を乗算すると

250×f[Weapon Damage]/100×f[Attack]/100×(1+f[Critical Hit Damage]×%Critical/10000)×(1+f[Direct Hit Damage]×%Direct Hit/10000)*f[Determination]/1000×f[Trait]
結果シンク装備のダメージ量は8585(±5%)になります。全く同様の計算をIL600装備で行うと8760(±5%)になります。
期待値込みのダメージ量 | IL600 | IL605シンク |
---|---|---|
フォールマレフィク | 8760 | 8585 |
コンバガ | 19697 | 19378 |
※コンバガはスペルスピードの期待値を乗算しています。
クリティカルとダイレクトヒットの期待値を無視した計算を行うと以下のようにダメージが逆転しますが、クリティカルとダイレクトの発生率が0%は現実的にありえないので結果IL600のほうが強いです。
素ダメージ量 | IL600 | IL605シンク |
---|---|---|
フォールマレフィク | 7417 | 7569 |
コンバガ | 16677 | 17085 |
シンクのほうがMNDが高くなるので当然の結果です。
これを戦闘時間18分41秒でnDPSを算出するとIL600が3034nDPSでIL605シンクは2976nDPSになりました(マレフィク259Hit コンバガ314Tick ステラエクスプロージョン26Hit クラウンロード16Hit マクロコスモス4Hit 減衰マクロコスモス8Hit ステラバースト2Hitで計算)。
nDPSはシナジー与シナジーを一切含まないDPS数値です。
ダメージ量で65677の損失です。
ヒールの比較
ヒールはベネフィラで比較します。
計算式は
f(Healing Magic Potency)=INT(100*(MND-390)/268+100)
今回はクリティカルの期待値は無視します。クリティカルに期待してヒールすることがないためです。
800×f(Healing Magic Potency)×f[Weapon Damage]/100×f[Determination]/100/1000×f[Trait]
結果IL600が18199(±3%)でIL605シンクが18543(±3%)の回復量になりました。
IL600 | IL605シンク | |
---|---|---|
ベネフィク | 11374 | 11590 |
ベネフィラ | 18199 | 18543 |
ヘリオス | 9099 | 9272 |
アスペクト・ヘリオス | 23124 | 23631 |
※アスペクト・ヘリオスはHotの部分にスペスペの期待値を乗算しています
ヒールはIL605シンクのほうが強いですが微々たる差です。
HPの比較
IL605シンクはHPが58991あるのに対してIL600はHPが56804です。
ヒールよりも体力の比率のほうが重要になってくるかもしれません。
防御力増加による被ダメージの比較
こちらも計算しました閾値が広く変動なしの結果になりました。
計算方法は軽減率=1-(100-INT(15*魔法防御力/1900))/100
IL600 | IL605シンク | |
---|---|---|
魔法防御力 | 3107 | 3141 |
軽減率 | 24% | 24% |
結論
今はIL605のID装備がないのでこのような結果になりましたが、IL605ID装備が出てきたらそちらの方が強くなります。さらにサブステもシンク上限までの装備が出始めてきたらシンクのほうが強くなります。
個人的には体力増加の恩恵はかなり大きいと思うのでどちらを取るかはプレイヤー次第だと思います。私はIL600装備をオススメしますが!

絶竜詩戦争の攻略頑張ってください!
シンクが掛かると、装備の素のステータスはシンクIL上限までに補正され、「マテリアは無効化される」ので、その影響ですね。おそらく次のID装備がIL605ですが、IDアクセはマテリア穴が1つしかないので、アクセに関してはどちらが…というのは出てくるかもしれません。